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2025/05/04 (Sun)
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2006/09/18 (Mon)
 夏に『ブレイブ・ストーリー』の映画を見て、これは原作読みたいなぁと思っていたので、ようやく着手w
 現在、(文庫)中巻終了しました。

 もう上巻…コアなツボを刺激してくれるものがいっぱいありました。

 幻界〈ヴィジョン〉をRPGゲームの設定に照らし合わせているあたり…ww
 ロマンシングストーン・サーガってなんだよ?wwとか
 かなり宮部さんは、ゲームが好きなんだという事がよーくわかりました。w(ICOはまだ読んでないし未プレイなのですよ)

 ワタルの最初の反応が楽しい。
 何しろ、冒険先の地図がないか?と訊いたら「出てきたときに地図が完成している」という言葉を受けて

 オートマッピング機能が付いているんですね!
 と答えたし。もう、ツボ刺激されまくりww
 他にもこの作品中に登場するゲームが、実在のゲームの名を微妙にもじっているので…
 
 中身はすんごいドロドロなんだけどなぁあああああああああああ(汗

 このブレイブ・ストーリー。副題つけるなら、親の身勝手と僕の成長期。

 映画を見たときにちょっと、これは泥臭い。少なくとも子供向けファンタジーじゃないと思ったけど。原作はさらに泥「臭い」なんてもんじゃない。ドロドロ。

 ワタルの父親は、父親としては失格。まあ合格っていうのが実際何になるのかは、各家庭によって違うんだろうけど。いい父親とは思えない。自己満足の選択肢しか語ってないから。
 母親も、冷静になれずに父親を繋ぎとめることしか選択を思い浮かばない。そしてやっぱり身勝手。
 父親の相手の女っていうのも、ずいぶん自分にとって都合のいい考えしかもっていない。身勝手。
 振り回されるワタルがちょっとかわいそうだと思う。
 だからって完全な解決策を提示できるほど、土龍は『オトナ』じゃないけどね。
 
 でも父親であることを盾にして、他の女と関係を続けている奴もどうかと思うよ。
 始めの出発点がどこだったかなんて、だれも分からないけどね。後戻りできないからリセットしたくなったんだろうけど、
 過去はなくならないし、それを否定していたらどうしようもないんだし。
 
 絶望に瀕しても何でも足掻いてみせるというのは、土龍のすんごい負けず嫌いな意志だけどね。底にたどり着いたなら浮上する努力だけをしていればいいんだし。それは、誰にでも出来ることだと思う。走るか歩くか、ごろごろ休みながら行くのかは個人の自由だけどね。
 ワタルはいきなり底に叩きつけられたけど、ゆっくりと進んでいる。前に進むことを知っているし、人のことを気遣えるいい子だから。
 こんなもん不幸でもなんでもないだろう、という人もいるだろうけどね。不幸なんて比べられるものでもないんだし。死別と生別。比べられるわけが無いんだよ。本人の身の上にしかかからない出来事なんだから。
 それでもね。支えてくれる人、ともに歩める人がいるというのは幸せなことなのかもね。
 
 なんかその辺サーガep3と絡まってるなぁ…。
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