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2025/05/04 (Sun)
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2007/07/02 (Mon)
 【注:文中、敬称略させて頂きます】

 いま帝国劇場にて上演中のミュージカルを観てきました。
 何故かっつ-と…

 坂本真綾が出てるからだ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!ww
 なんつー不純な動機で観るんだ。
 でも以前帝劇でミュージカルは二度ほど観ました。
 ミス・サイゴンとレ・ミゼラブルを一回ずつ。お芝居は嫌いじゃなし。上手ければ。

 しかもミス・サイゴンは本田美奈子が出てたのです。前のレ・ミゼラブルの時のキャストは忘れた…。

 真綾はエボニーヌ役。どういう役になるのかというと… 主人公が引き取った娘(コゼット)の恋人(マリウス)に恋心を抱く少女。
 クローク…じゃなかったホワイエか、あのあたりに本日のキャスティング表という出欠席表が柱にありまして、始めは真綾にしか目が入ってなかったんですが

 休憩のときに改めて見たら、テナルディエというかなり癖の強い宿というか酒場の親父がすんごいキャラとして面白いもんだから誰がやってるのかとみてみたら
 徳井優
 あれ?えーと確か…ケイゾクに居たあの眼鏡の…www
 それじゃマニアックすぎてわからんというひとは、サカイ引越センターのCM思い出してください。あの人です。
 キャラクターとして…かなり強烈。前回のレ・ミゼラブルを観たときからかなり時間が経過しているのもあるけど、こんなに面白い親父がいたかな?と思ったぐらい。
 テナルディエの奥さんもまた旦那に負けず劣らずいいキャラで。
 舞踏会というか結婚式のパーティにこの夫婦が駆けつけて、社交的なダンスから一気にラインダンス的なあの音楽を引っ張り出すという強烈さ。
 あ、ちなみに曲名だの知りません。そこまではまってない上に…上演プログラム買うのを忘れました。
 この奥さんが役名「テナルディエの妻」というのが残念。こんな愉快なキャラなのに。この日は田中利花。もう旦那(テナルディエ)とセットで漫才組めるぐらい面白い。
 ほんとは主人公たちに金をせびる悪徳夫婦なんだけど、どうも面白くて。ずるがしこさで生きてる人なのにこの目が離せないキャラはなんだろう…。
 
 レ・ミゼラブルは役によってはトリプルどころか一役5人6人とある。
 でもこのキャスティングはいいなぁ。

 マリウスより学生運動のリーダー的存在アンジョルラスのがかっこいい…
 と思ってしまうのは何故。
 
 バリケードで壮絶に死んでいく人たちの中に…バリケードの段差に逆さまになっている人がいて……
 ちょっと辛そう。あの体勢はつらいよ。頭に血が上るよ。早く暗転、舞台の円盤回転してあげようよとか思ったり…ww
 

 肝心の真綾ですが。
 よかったぁ…。
 ファンの贔屓目かもしれませんが、コゼットより印象強い役。切ないぐらいに、マリウスへの愛情が伝わってきて…
 
 

 えーと言っちゃなんだが。
 マリウスとコゼットは苦難に立ち向かってこれから生きていくのを見守り励ましている人たちのほうが、気になりました。主役なのに影薄っ!!

 ファンテーヌというコゼットの実母とか、ジャンバルジャンとジャベールは別格。
 声も綺麗だし、演技も力強くて。いい役者さんだな、と素人目ですが思いました。
 
 真綾の歌声聴けたのが何よりうれしいんだけど。
 何しろデビューアルバムから聞いてるから。ライブには行ったことないんだけど。CDアルバムは全部持ってるし。
 彼女のすごいところは感情が歌声に出るというところ。さすが役者さん。
 感情を抑えるところ、そして強い大きな声で思いを歌い上げるところ。そういう強弱のつけ方がしっかりしてるので、よけい彼女の演技に吸い込まれる感じです。
 
 舞台では観客に声を届かせなければならないけれど、大声出せばいいって言うものでもないから。

 休憩中、レ・ミゼラブルを観ていたほかの人たちが次々に、
 「エボいーよ。」
 「初日よりいいじゃん。」
 と前半部分終わっただけで感想漏らしてるのが、ちょっと意外。
 ていうか。初日そんなにひどかったのか?と逆に聞きたかった。舞台は生ものだって聞くけどね。もちろん公演初日前までに稽古をしていくんだけど、やっぱり時間が経つに連れて役とのシンクロ率というか同化や理解、そしてアイデアや演出というのが変わって来るもんなんだよ。と、見てきたように行ってますが。土龍に役者経験はありません。
 キャスティング表で、真綾の名前を確認してる人たちがいて、ちょっと我がことのように嬉しかったり。
 
 バリケードから抜け出して、弾を拾いに行く少年がいるんだけど、決戦の前夜に床で寝て、それに毛布をかけてあげる人がいるんですね。で、また上手いのがその子供が寝返りうって、毛布からちょっと腕というか肩が出るのを見て、毛布かけなおした役のひと見て、
 「あ、いいなぁ」
 とちょっとした小芝居が気になったり。

 ラストシーンでのマリウスとコゼットが見守られている場。すまん、あの二人を見守っている人たちのほうが気になってしょうがなかった。

 カーテンコールで、後ろで回転しつつ手を振っていたテナルディエ妻は忘れないぞ~~~。
 
 別のキャストでは、テナルディエ妻をモリクミ(森公美子)がやっているという…。どういうふうに雰囲気変わるのか、どういうふうに役者が味付けを変えるのかちょっと見てみたい気もする。

 
 あ~~~~。もっかい真綾の歌声聴きたいなぁ。
 
 舞台はやっぱり生き物なので、今日よりもっといいものが生まれるのだと思うし、そうであるのが劇だと思います。完成された演技であっても、そこで築かれた人間関係やちょっとした小芝居、フォロー、向上心、ライバルへの競争心、そういったものがあふれたりするのもまた劇だと思ってます。役者だって生きてるんだしね。
 
 次はもうちょっと頑張っていい席(値段がもうちょっと高い)をとって観る…
 余裕があればなwww
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